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四国



痛恨!瀬戸大橋を寝過ごし!

3/21(金)~23(日)の3連休。連休のど真ん中に「モーニング娘。6期メンバー握手会」という大イベントが控えており、ハガキで応募していた筆者は当たるものと確信していたため、他には特に何の予定も入れていなかった。しかし、「あなたは落選しました。」というハガキがいちいち家に届いたため、急遽計画を練ることになった(くそ~)。
候補はいろいろあるが、「昔出張で乗って怒られたサンライズ瀬戸(寝台特急)に久しぶりに乗ってみたい」という思いがあったため、軽く四国行きが決定。計画を練り始めたのが一週間前とあって、列車は軒並み満席だったが、ラッキーなことに1席キャンセルが出たもようで、難なくチケット入手に成功した。帰りは高松空港からの飛行機をゲット。宿泊も旅の窓口で予約し、急な割には珍しく念入りな準備の整った旅がスタートである。
3連休の前日の木曜日、新しい部署に来て初めてのベルサッサを実行、一旦家で息を整えてから横浜駅に向かう。駅のホームでは酔っ払いが「イラクだよー!!」と意味不明なことを叫んで駅員に取り押さえられており、「うひー、あの人同じ列車じゃなかろうな~」と肝を冷やすも、そのまま連行されていったために事無きを得た。
22:24、サンライズ瀬戸はホームに滑り込む。この列車は、岡山駅までサンライズ出雲を連結し、岡山からは瀬戸大橋を渡って高松へと走る。瀬戸大橋ではちょうど列車の名前どおり、瀬戸内海にナイス朝日が拝めるという仕組みであり、窓も全てそちらの方向を向いて作られている。
今回も前回同様「のびのび座席シート」で、ベッド風味の単なる床が上下二段にずら~っと並んでおり、布団風味が1枚付いていて「勝手に寝るがよいぞ」というスタイル。普通の寝台に比べるとさすがに寝心地は悪いが、寝台料金ゼロというのがチープな庶民にはたまらないサービスだ。
筆者は下段だったが、カーテンを開けると、同じチープな庶民がゴロゴロしていた。隣の4人組などは家族4人でゴロゴロしており、かなりのチープ家族と予想される。
実は筆者、かなり体調が悪く、普段ならば「今どこかな~」と外が気になってなかなか寝付けないのだが、今回は頭は痛いし鼻は出るし、苦しかったのですぐに就寝。楽しみにしていたサンライズ瀬戸だけに、ちょっと残念なことをした。
「あと3分ほどで、終点高松に到着です」という車掌のアナウンスで、飛び起きた。チョ~楽しみにしていた「瀬戸内海の朝ぼらけ」を、寝過ごしてしまったのである!!痛恨。仕事帰りに「次は京急久里浜です」と言われた時と同じぐらいの衝撃だ。どんよりしている内に、高松駅に着いていた。

圧巻!鳴門の渦潮!

くよくよしながらみどりの窓口に並び、切符を購入。当初、四国ではレンタカーで走りまくる予定だったが、会社屈指の鉄っちゃん(ヲタ)ことマルちゃんに「四国はバースデー切符がお得!」と教えられたため、それをゲットしたのである。この切符は本当にお得で、その月生まれの人は特急のグリーン車3日間乗り放題(!)で1万円(!)という恐ろしいアイテムなのであった。
早速徳島までの切符を取り、時間が少しあったので、駅のうどん屋で朝食でもとることにした。野菜かき揚げうどんを注文したのだが、四国名産らしい金時いも?が入っているようで、少々甘口ながら、うどん自体非常にコシがあり、美味。駅のうどん屋でこの旨みは奇跡と言えよう。
うどんによってさきほどの寝過ごし事件がちょっと癒され、気を良くして徳島行きの特急「うずしお」に乗る。さっきまであんなに寝たのにまだ眠く(本当に体調が悪かったのだ)、眠っている間に徳島入り。
この日は大変良い天気で、駅前のヤシの木に太陽が降り注ぎ、南国気分で良い感じ。そんな中を15分ほどてくてく歩き、筆者御用達(3回目)の「いのたに」というラーメン屋に到達した。開店までまだ早かったので店の前で待っていると、店の方々が「店の中で座って待ったらいいよ~」と言ってくれた。10時半開店のところ、休日モードなのか、10時に開店。一番乗りは大変気分が良い。「中肉玉子入り(中盛の肉入りの玉子入り。基本)」を注文。さすがに美味だが、やはり体調が悪いのか、いつもの感動的な味わいを得ることは出来なかった。非常に残念である。すまん、いのたに。
来た道をトボトボと戻り、駅で時刻表を見ると、次なる目的地の鳴門までは列車の接続悪し。その代わり、ちょうど良い時刻にバスが来たので、お金はちょっと勿体無いが、それで鳴門を目指すことにした。高速バスではなくて路線バスなので、ちょこちょこ停車しながら進む。1時間ちょいで終点の鳴門公園に到着した。
鳴門公園には「日本一長い(東洋一だっけ?)エスカレーター」というものがあり、300円払って展望台まで乗ってみた。何メートルあるのか知らないが、相当長い。頂上の展望台からは、鳴門大橋が一望でき、その下あたりで鳴門のうずしおが巻き起こるようで、大変楽しみである。
この日の渦の見頃は14時(インターネットなどに「潮見表」が載っていま砂)前後2時間で、その予報どおり、12時頃から潮の流れが速くなってきた。鳴門のうずしおは、瀬戸内海と太平洋の間に1.7mもの高低差が生まれ、海水が河川のように急激に流れ出し、それが海底の岩や潮のぶつかりなどによって渦巻きを発生させるようである。実際、海とは思えぬ潮の速さで、その部分だけ波が立って白くなってきている(潮の速さは世界第3位らしい)。
見頃の14時が近づいて来たので、長いエスカレーターを下って、より間近で見るために「観潮船乗り場」へ。小型船で渦に近づき、飲み込まれて遊ぼうというイベントだ(船は30分おきぐらいで出航)。近くで見るうずしおは大迫力。この日は運良く大潮という「うずの起こりやすい最高の日」であり、その見頃の14時頃ということで、あっちこっちで大小のナイスウズが巻き起こっている。さすがに実際はマンガで見るような船を飲み込むほどの渦巻きではないが、かなり萌えた。同じようなスポットが世界に何ヶ所あるのか知らないが、一生に一度見てみたいと思っていただけに、大満足であった。

老舗!道後温泉本館!

帰りの列車も接続が悪いようだったので、また徳島駅までバスで戻る。ふと見ると、徳島駅前の大判焼屋に人だかりが出来ており、興味本位で並んでみることにした。焼く作業は全て機械がやっているが、やはり焼成に時間がかかるためか、動きはゆっくり。お客さんはなぜかみんな10個とか20個とか大口の注文が多く、店の人もてんやわんやである。筆者はそんなに食べられないので2個だけ注文し、駅のホームで食べた。外はこんがり、中はふっくらで、なかなかの美味であった。熱いのが得意な人ならもっと美味しいだろうと思う。
駅のホームにうどん屋があったので、またしても入店(食いすぎ)。四国では、どこで食べても美味しいのだろうか。ここも美味であった。なんといっても麺のコシが違う。スープも関東のものと違って黒くないが、ちゃんと味も付いているし、旨い。
この日の宿は松山である。徳島からはかなり遠いが、再度高松まで出て、そこから特急「しおかぜ」に乗り換え、20時過ぎに到着。一日に3県も周れるとは、バースデー切符おそるべし。
駅前の「セントラルホテル」にチェックインし、駅から出ているチンチン電車に乗り、道後温泉を目指す。道後温泉は松山駅から市電で20分ほどと好立地。市電も6分に1本ぐらい出ており、大変便利である(しかもレトロで良い感じ)。終点の道後温泉駅から徒歩数分、先週サカキバラ嬢が立ち寄った(筆者の一週間前に道後温泉旅行を果たしたらしい。やられた~)という「道後温泉本館」に到着した。ここは「千と千尋の神隠し」のモデルになったと噂の老舗だが、筆者は「千~」を見ていないので、楽しさ半減である(後で観るからいいもんで)。
件のサカキバラが「2階の風呂は男が逆ストリップ状態!」と興奮してまくしたてていたのを思い出し、無難に1階の「神の湯」に。えらい老舗なのに、一風呂300円とはお値打ちだ。浴槽は西と東に分かれているが、壁の絵が違うだけで、両方とも同じ風呂だった。お湯はほとんど無味無臭の無色透明だが、入っていると肌がスベスベしてくる。市電の終電が迫っていたため、早めに切り上げて駅まで戻った。
ホテルの門限は24時だと聞いていたが、まだ時間がある。駅前に開店花輪のある居酒屋があったので、そこに飛び込んでみた(ボラれるのが恐いから、あんまり飛び込みはしないんだけど)。おばちゃんが2人で切り盛りしており、遅かったためか刺身はタコしか残っていなかったが、カレイの揚げ物などをやってくれた。おばちゃんとは松山の見所について話したりしてまあまあ仲良くなったため、お代を300円マケてくれた。開店して一週間ということだが、是非とも流行っていただきたいものだ(「蘭」という店名だった)。
ホテルの部屋は和室で、風呂もトイレも無い殺風景な部屋。しかも防音が全くなっておらず、気にする方にはおススメできない。まあ自分で選んだのだし、3,300円ならば文句も言えまい。まだ本調子ではなかったため、すぐに就寝となった。

手の掛かる坊ちゃん列車!

翌朝は雨。天気予報では昼から晴れるということだったので、傘を買わずに我慢することにした。まずは駅構内のうどん屋だが、いままでに比べるとコシが今ひとつだったような気もするが、旨い。うどんは何杯食べても健康に害がなさそうで、なかなか良い(実際はどうなんだろ。炭水化物摂り過ぎ?)。
市電では、「坊ちゃん列車」という、昔の小さな汽車の復刻版が走っているとサカキバラが言っていた(全て後手後手で悔しいが、ナイス情報を得られたのでヨシとしよう)。時刻表によると、1日3往復ぐらい走るようで、それに合わせてホームに立った。坊ちゃん列車は、機関車が1両の客車を引き連れて、かわいらしく走って来た。筆者も「鉄風味」の血が騒ぎ、写真を撮りまくり。そしていざ乗り込もうと思った瞬間、他の全員が専用の乗車券みたいなものを持っているのを発見。瞬間、「あちゃ~、どこかで専用の切符買わなきゃいけないのか~。教えろよ~」と判断、乗るフリをして後続の列車に何事もなく乗り込んだ。こうなったら、是が非でも坊ちゃんに乗らねばならぬ。
次の坊ちゃん列車はすぐに折り返し便が来るようだが、どうせなら温泉入ってからの方が良いので、その次に乗ることに決めて、昨日の道後温泉本館(また神の湯)に向かう。本館前にはハイカラさんが2人写真撮影用に立っており、どこかのオッサンがしつこく何度も写真撮影を迫っていた。その合間を縫って筆者も懇願し、得意のヘナチョコデジカメで撮ってもらった。普通はハイカラさんと坊ちゃんがセットのようだが、残念ながら坊ちゃんは見当たらなかった(坊ちゃんはからくり時計の方にいるというサカキバラ情報アリ。早く言え)。
温泉は昨日の夜より空いており、のんびりと出たり入ったりし、ホカホカになって外に出ると、既に雨が上がっていた。坊ちゃん列車までの間、商店街で「伊予柑ソフトクリーム」などを買い食いし、駅に行ってみると、丁度逆方面の坊ちゃん列車がやってきたところであった。「ああ、あれがUターンして自分の乗る便になるのだな。はて、どのようにUターンするのやら?」という疑問が湧いたため、しばらく観察することにした。すると、なんと!レールの一部がターンテーブルのようになっており、人間が2人がかりで「うぉりゃー」と言いながら人力で回すのだった。さすが、手のかかるおぼっちゃんである。
無事頭の向きを入れ替えた坊ちゃん列車に乗り込み(坊ちゃん列車は300円。ちなみに普通のチンチン電車は150円均一)、ノコノコと進む。車内は満員で、クッションの無い椅子が振動を伝え、逆に心地よい。少しの間ではあったが、なかなか堪能できた。やはりこのようなイベントごとには出来る限り参加したいと思う筆者である。
さて、坊ちゃん列車を大街道(おおかいどう。松山市の中心街)で降り、歩って10分ほどの松山城へ。松山城は姫路城・和歌山城と並んで日本三大連立式平山城らしく、これでその3つは全て制覇である(意味は良くわからんけど)。下から歩っても登れるらしいが、地面もぐちゃぐちゃだろうから、今回は天守閣の近くまで出ているロープウェーで行く。松山城は、城内の急な階段も残っており、良い感じ。展示物は他の城よりも少なく、すぐに天守閣まで登れるのもちょっと嬉しい。いつのまにか天気も良くなり、松山の城下町一望は大変良い気分であった。

酒盗にカツオで日本酒三昧!

次なる目的地は高知。列車まで時間があったので、少し歩ったところにあるうどん屋に入店(このパターンが多いな)。喫茶店風のうどん屋だったが、味は確か。くどいようだが、四国はどこでも旨い。
松山駅からは多度津経由で高知駅を目指す。グリーン車なんて乗る機会は滅多に無い(人生で2度目)ので、この瞬間を大切にしたい~といった喜びでいっぱいだ。
多度津からの特急は南風(切符買う時に「みなみかぜ」と言ってしまい苦笑を浴びたが、どうやら「なんぷう」と読むらしい)で、夕方には高知入りを果たした。
この日の宿は駅から徒歩5分ぐらいの「高知グリーンホテル」。普通のシングルルームで、料金3千円は安い!!惜しむらくは窓から何も見えないというところ(隣の建物の壁があるのだ)だが、安さには勝てない。
チェックイン後早速、雑誌に載っていた小料理屋へと足を運ぶ。ここがまた変な店で、カウンターが物置みたいになっており、1人分しかない。そんなところに小さくなって座らされ、高知弁で何言ってんだかわからない主人と世間話をしながら、観光客基本のカツオのタタキや酒盗などを注文。酒は、飲みやすいという「瀧嵐」。北陸などの酒処に比べ、あっさり味なのが高知の酒の特徴ということであった。
そういえば高知といえば、昔居酒屋で酔った女性に「高知といえばタカイサミよ~」とからまれた記憶がどうしても離れないが、この場ではうっかり聞くのを忘れてしまい、今思えば後悔が残る(謎だ)。
ところで酒盗というものを生まれて初めて食べたが、「辛さ控えめ」と店の主人が言う割にはえらい塩っ辛い。やはり筆者には塩辛は向いていないのだと改めて知った。カツオのタタキは厚さ1cmぐらいで、大変美味だった(ちょっと高かったけど)。
酔っ払ってホテルに戻ると、疲れているのか、テレビを見ている内に眠ってしまった。よく眠る今回の旅である。

はりまや橋、ちっちゃ!

もう最終日がやってきた。この日は快晴。さすがは南国土佐である。
ホテルから高知城へ向かう途中、日曜日しかやっていないという朝市に出くわした。1.5kmに渡って野菜や名産品を売っており、買わなくても十分楽しめる。とはいえ腹も減ったので、うどん屋で一杯いただき、土佐牛の串屋で一本いただき、天ぷら屋でいも天とイカ天をたいらげ、高知城へ向かった。ところどころにある「アイスクリン」というのがなにものか、それだけは聞きそびれてしまった。見たところ普通のアイスがソフトクリームのコーンにのっているもののように見えるが、どうか。
高知ではもう開花宣言があったようで、城のまわりにもチラホラ桜の咲くのが見える。高知城は、二条城のような書院造りの平べったい建物や天守閣もちゃんとあって、なかなか見ごたえがある。筆者は歴史が苦手なので、この城の作られた経緯などは資料を読んでもなかなか頭に入らないのだが、なぜか城は好きなのであった(ちなみに高知城は山内一豊さんが作ったらしい。何の人だろ)。
お城からは市電に乗り、有名な「はりまや橋」へ。はりまや橋は現在なぜか3本あり、その内のひとつが明治時代からの生き残りなのだそうで、飛び越えられるような小さな川にひょっこり架かっていた。すぐ傍には「ペギー葉山記念植樹」と書かれた木が植わっており、ペ氏の功績の大きさが偲ばれる。
ちょうど10時を迎えたらしく、頭上のからくり時計が突然「よさこい節」を奏で始めた。からくり時計が特に好きなわけではないが、ちょうどその現場に遭遇したラッキーを考えると、ついつい見入ってしまう。気付くとギャラリーが何十人に膨れ上がっており、ちょっとビックリである。

大歩危小歩危の大歩危峡!

列車の時刻を調べていなかったため、また時間が空いてしまった。桂浜に坂本さんでも見に行こうかとも思ったが、桂浜行きのバスが目の前を通り過ぎて行ってしまった。やむを得ず、市内を巡る「よさこいくるりんバス」という100円均一のバスに乗って市内観光に出るが、特にこれといったスポットも無く、30分ほどでまた高知駅に戻った。
こうなったらもう食べるしかない。昨日どちらかといえば不発に終わったカツオのタタキをもう一度食べたくなり、駅の喫茶店風の店で「カツオにビール」と、昼とは思えぬメニューを注文。ここのカツオは旨かった。ぶ厚くて立派なカツオより、ちょっと薄めでチープなものが舌に合うようである。
高知駅からは、また南風で北を目指す。かねがね行ってみたいと思っていた「大歩危小歩危」の大歩危峡を目指すため、大歩危駅で途中下車。特急停車駅とは思えぬ無人ぶりで、なかなか情緒あふれる佇まいだ(降りたのも筆者だけ)。
歩って20分ほど行くと、舟下りの発着場に辿り着いた。大歩危峡は吉野川の上流で、水もきれいだし、場所によってはかなりの急流(日本三大急流らしい)で、面白い。両側にそびえる岩が全て同じ方向を向いており、昔地殻変動で一斉に傾いたのが手に取るようにわかる。小さい舟で行って帰っての約20分間だが、なかなか楽しめた。ちなみに大歩危小歩危の名前の由来は、「大股で歩くと危険な場所。小股で歩いても危険。」といったところらしい。謎だ。
ところで、大歩危峡から一山越えたところに、日本三大秘境(三大なんとかっていっぱいあるねぇ)の「祖谷(いや)峡」というスポットがあるらしい。三大なんとか好きの筆者、これは見逃せない。また今度チャレンジである。
舟下り現場の近くにソバ屋があり、「祖谷そば」という名物を出すらしいので、入店してみた。祖谷ソバは、手延べ麺のような感じで、ちょっと太めで柔らかい。ソバ粉少なめといった感じでちょっと寝ぼけた味(店の名前も「ぼけ亭」だ)だが、筆者好みでまあまあ美味だった。また本場で食べねばなるまい(もうかなり行く気)。
大歩危駅は無人で指定席券が買えなかったため、仕方なく自由席で高松を目指す。この列車は岡山行き。「そういえば、瀬戸大橋見逃したんだったなぁ~」と2日前の屈辱を思い出し、バースデー切符が瀬戸大橋を渡った次の児島駅まで有効であることを確認し、瀬戸大橋を無駄に往復するという暴挙に出た。瀬戸大橋からの眺めはホントに最高。普通の特急でもここまで感動するのだから、サンライズ瀬戸からの朝ぼらけはさぞかし素晴らしかったことだろう。

高松ではやっぱりうどん!

2日ぶりの高松駅。空港行きのバスまで1時間あるので、高松市内の旨そうなうどん屋に入ってみることにした。
まずは兵庫町商店街にある「さぬき一番」。一番というだけあって旨いんだろうな~と期待したが、今までのものに比べると「やや普通」といった感じ。このままでは終われないので、同じ商店街の別の店にハシゴ。ここでは「ぶっかけうどん」の冷たいやつを注文。ここは麺にコシがあり、非常に旨かった。それとも、冷たい方が筆者には合っているのだろうか。「手打免許」と書いてあった。今回お土産に買ったのはそのうどんである。涙を流してご賞味いただきたい。
高松駅から高松空港までは高速バスで40分。空港ではお土産選定に時間がかかってしまったが、残りわずかの時間を利用してまたうどん屋へ(ウドンコになっちゃいそう)。急いで食べたのであまり味わえなかったが、まあまあだった。個人的には、駅前のうどん屋など、チープな店が意外と好みであることが判明。何杯食べてもあまり高くないので、うどんにハマるのもなかなか良い趣味かもしれない(うどん友の会でも作ろうかしら)。
今回の旅は、いきなり列車で寝過ごすという波乱万丈を予感させる立ち上がりだったが、徳島ラーメン・鳴門のうずしお・道後温泉・松山城・高知城・カツオ・大歩危峡・そして讃岐うどんと、計画以上にかなり満喫できた。四国にはまだまだ素敵なスポットが存在する。今治城にも行ってみたいし、久々に宇和島の闘牛も見たい。祖谷峡にも行ってみたいし、もっともっと讃岐うどんを食べたい(今回食べたうどんは全部で8杯!!)。機会があれば、鳴門のうずしおに負けず、サザエを獲りに潜ってみたいところである。死にま砂、たぶん。
おわりぞなもし。